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津田堅之介さん「ぼくは動物カメラマン」 高崎山へ 07.02.11

津田堅之介さん「ぼくは動物カメラマン」 高崎山へ 07.02.11

10月以来久々に高崎山取材へ行ってきました
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いつもは車の中に泊まり、星を眺めながら芋焼酎のお湯割りグイ~で、出動ギリギリまでのんびり寝ているのですが、今回はRKB放送局のMカメラマンさんとADさんも一緒だったので、別府温泉のホテルに泊まりました。いや、一緒に泊めていただきましたと言うべきですね(笑)

カメラマンのMさんとの最初の出会いは、5年前、対馬のアカハラダカの渡りの取材中でした。最初は、ニュースの取材で来ている民放の報道カメラマンということ(肩書きで人に先入観を持ってしまうのは良くないことなのですが。ボクも時々、初対面の方からアンタ達カメラマンは!と一部の極悪カメラマンの代表のようなものの言い方をされ、非常に嫌な思いをしますし)と、そして案内人が、かなり個性派の自称一流プロカメラマンという人でしたので、こりゃああまりかかわりあいにならないほうが良いなと正直警戒していました

ところが彼には、今まで報道関係(これはどの局の人間というのには、全く関係ありません。個人個人の問題です)の人から感じていた、なめられてたまるかという自信満々のツッパリや、スクープ映像をものにするのは手段を選ばないというような、危険な雰囲気を言葉の端々から感じることがありませんでした

そして16年前、「FUKUOKA ART」(以前お話した、馬鹿馬鹿しい理由でお蔵入り状態になった、福岡県に委託で製作に参加した写真集です)で、岡垣町のウミガメの孵化を砂浜に19日間泊まりこんで撮影したのですが、その時に知り合った以来、親しくしている記者のお兄さん(実は、今は出世してRKBの放送副部長です!)と社内でも親しい意関係のあるということも、ボクのMカメラマンへの警戒心を急激に解いてくれました

それ以来、報道副部長のNさんも交え三人で飲みながら、いろんな夢について語り合うようになりました。特にボクの一番好きな国、将来そこに永住し、そこで死に、そこの川原で焼かれ、そこの土になりたいと思っている国ネパール については、ネパールとそこに暮らす人々がいかに素晴らしいか、そしてボクと家族とネパールの友人達の、遠く離れて暮らしていても強い友情で結びつき、いつもお互いのことを思いながら暮らしている、最高に楽しい素晴らしい関係については毎回話してます

ネパールについては、書きたいことが山ほどあるのでまた改めてアップしますが、1997年に初めてトラ探しに行ったときに宿泊した、ロイヤルチトワン国立公園のジャングルのロッジ、マチャンワイルドライフリゾート社の社長Sarad sherastha(サラド・シェラスタ)と家族ぐるみの付き合いをしています
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そして日本でもマチャンつながりで、ネパール人日本人のたくさんの友人が出来ました。ネパールそしてマチャンに行かなければ、まず知り合うことは無かったであろう不思議な縁です
マチャンのホームページはhttp://www.nepalinformation.com/machan/machan.htmです
他にも、検索していただくといろいろ出てきますのでぜひご覧下さい

そうしているうちに、「ネパールへ行こう!そして人々を感動させられる良い番組作ろう!!」というのが僕等三人の夢になったのです。残念ながら、出世して報道副部長という要職についてしまった(しまったと言っては失礼かな?)Nさんは、局を長期間はなれることが出来ないので、一緒にネパールへ行くことは不可能になってしまいましたが
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そのために、局の上の方々そして一般の民皆さんにボクがどんな人間か知ってもらおう(だってその辺の知らないおじさんが、ネパール案内してる?!じゃあ、番組になりませんからね)ということで、先日12月12日放送の「今日感ニュース」で野崎島のニュース(普通は3分くらいなのですが、6分間もの大長編コーナーを)で紹介してくれたのです

また、映像技術者の皆さんの勉強会の講師としてRKBへ呼んでもらったり、ボクのほうも、ネパールや東京、鳥取から、親しくしているネパール人の兄弟分が来ると局の方へ見学に連れて行って、お互いの夢の実現に向けて、下準備を積み重ねているわけです。というわけで、今回はボクへの密着取材の第二弾で、9年前から通い続けている大分の高崎山へ来てくれたのです

今年は例年にない暖冬でさっぱり冬らしくなく、またその影響でサル達の行動もちょっと違うということを聞いていたのですが、何とか満足のいく良いシーンを撮ってもらうことが出来ました。後は、ボクが提供した9年間の作品を加え、Mさんの名編集と淡々とした名調子のナレーションで、前回の野崎島編に引き続き、感動の名作(笑)を作り上げてくれることでしょう

もちろん変なヤラセは一切無しで。ボクがMさんと長く付き合っているのは、そこが一番大きいのです。彼は、前もって無理な筋書きを作ってそれに沿った撮影をしたり、内容を面白くしようと過剰な演出や、ウソを報道したりは一切ありません

最近ヤラセに関しては何かと話題になっていて、良い機会なのでお話しようと思いますが、ボクの経験ではどの局やどのメディアということはありませんね。あくまでもその報道にかかわる個人の問題です

ただ、コブラに金粉を塗って撮影をしたことで「ゴールデンコブラ」という言葉がヤラセの隠語となってしまった某民放局のプロデューサーのように、高視聴率男が上層部に居座ってしまうと、当然部下達は上司に逆らうわけにはいかず、信念を保ち続けようと思えば他社に移るしかないわけですし、純粋な新人は「番組はこうやって作るべきなんだ」と洗脳されてしまうわけですから、局全体の傾向となってしまう恐れはありますね

また、テレビばかりではなく新聞でも、以前取材を受けたとき自分の言ったことと正反対のことを掲載されたり、大げさに書かれたりすることは時々ありました

抗議をすると帰ってくる返事は「新聞には書けないこともあるんですよ」(これはまだ良いほうです)とか、「いやあこういう表現の方が、読者に受けが良いものですから」でした。訂正記事を掲載してくれた新聞は皆無です

そこで「掲載前に一度文章を見せてください」との要求をするようにしたのですが、ある新聞の支局長からは「そんなこと言ったって、私達には編集権があるのです。事前に文章を見せるなんて出来ません」と拒絶されました

しかし、例えば中国の野生朱鷺(トキ)についての取材依頼が来た時は「自分の言ったことだけを、内容を変えずに掲載していただけないのであれば、極端な場合国際問題になり、二度と取材にいけなくなるから、是非一度目を通させていただけませんか。単純ミスが無いかだけ、チェックさせてもらうだけなのですから」と言うと、その記者の方は快く承諾してくれました

今回「番組作りに協力したり、ウソに気付いた研究者達はなぜ抗議しなかったのか」という非難の声が上がりましたが、抗議したって黙殺され、高視聴率を取った良い番組にケチをつける、変わり者の戯言として闇に葬り去られていたのだと思います

結局、企業の不正を内部告発するためには、法制化するしかなかったように、本気でヤラセをなくすのであれば、報道関係にも、視聴者を騙すようなウソの情報を故意に流した場合は罰則を与える。そして告発者が、その業界から干されるなどというような報復を受けないようにする、制度を作るしかないのではないかなという気がします

でも、こういう一部のメディアのせいで、全体が偏見の目で見られることは非常に残念なことだと思います。結局、最近の若い者は!だとか、外国人は○○だとか言うのと全く同じことだと思うのです

結局、視聴者の皆さんがテレビで言ってたからとか、新聞や雑誌に書いてあったからとかいうことで鵜呑みにして、集団ヒステリーに陥ったりすることが無いように、正しいものと怪しいものを見極める目を育てるため、日々学び続けることが必要なのじゃないでしょうか

信念を持って、日夜良い番組作りに励んでいる制作者もいるわけなのですから、そういう人達に日が当たり報われるようになって欲しいものです。ボクが付き合い続けているのは、そういう人たちばかりです

ちなみにボクは、動物達にわざと変な行動をさせるように仕向け、出演者みんなで指差して笑ったり、野生動物を本来の習性を無視して、ペットのような扱いをするような動物番組は、なるべく子供達には見せたくないのですが、見るときは可能な限り一緒見ることにしています。本物の野生動物を観察し続けていれば、これは怪しいというのはすぐ分かりからね

以前僕がシカの写真を撮り続けている五島列島の野崎島に来た、高視聴率を誇る動物番組のディレクターも、ボクと九大の学生の再三の注意にも拘らず、ボクらが目を離しているすきに、仔ジカの命にかかわるようなひどいヤラセをやってしまいました

理由は、「ストーリーが出来ているのに、こんなシーンしか撮れなかったら、他のディレクターや司会者のSさんから何言われるか分からない。これでは私は東京に帰れません。それに死ぬかもしれないと言うが、死なないかもしれないじゃないか!」ということでした

完成した番組を見ましたが、とても見られたものではありませんでした。そして、普段野崎島のシカを見慣れている小値賀の人々は「ひどい番組だったねえ」とため息をついてました

しかしその番組のある女性出演者は、その映像を見て「良かった良かった」と涙を流していましたよ。恐らく優しい心を持った子供達は、同じように騙されて「良かったねえ」とテレビの前でも泣いていたのではないでしょうか。全くひどい話です

また、高崎山では先日、あるテレビ局(偶然ゴールデンコブラと同じ局のクルーでした)が、両手の不自由なサル、サヤカとゲンキ親子の取材に来ていました。ところがなんと!彼等はゲンキを抱えて必死で群について山から下りてきたサヤカを、いつもは通らない崖の方へ餌で誘導して撮影していたのです
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これらはボクが見た、ひどいヤラセのほんの一例です。もうこれ以上話すと具合が悪くなるので、話を楽しかった高崎山取材に戻しましょう

結局、野崎島以来の久々のMさんとの取材、夜は寝るまで宴会(笑)翌日は、いつも通りの時間にサルの寄せ場でスタンバイするため早起きしました

撮影を開始すると、今年の高崎山の暖かいこと!そして、撮られることに慣れていないため、ほぼ絶え間なく向けられるカメラレンズ(ネパール取材のために早く慣れなければ)とそれを見て誰だろう?って不思議そうにボクに向けられる観光客の皆さんの目に、くたびれ果ててしまいました

なお、今回の今日感テレビ今日感ニュースの放送は、来週か3月初旬です。
タイトルは「サルになったカメラマン」かな?
決定したらまたお知らせします。どうぞお楽しみに

津田堅之介生物生態写真研究所 津田 堅之介
 久留米市 

 日本写真家ユニオンポートフォリオ

ブログ「ボクは動物カメラマン・津田堅之介撮影日記裏話」

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コメント

管理人Mさま、たっちん、番組についてのご紹介ありがとうございました

 昨夜9時に帰宅しました。今回も外に一日中突っ立ってましたが、暑かったり寒かったり、風が吹くかと思えば無風になったりで疲れ果てました

帰宅後、「今日感テレビ・今日感ニュース」のビデオを見ました。ボクが泊まっていた山口の旅館では、RKB見られなかったので(場所によっては映るそうですが)

見た友達からは続々と「すごくよかったよ~」と連絡が来てました。高崎山のサルの生態が分かりやすく、ボクのサルに対する気持ちがとてもよく伝わる、良いコーナーに仕上げてもらってました。Mカメラマンありがとうございます

近々、高崎山の地元大分県でも放送されるそうですね

ただ、二ヶ所だけキャプション(説明文)のミスがあったので、次回の放送では訂正してもらうよう連絡しましたが、ここでもお知らせしておきます

一ヶ所は、どうでも良いことなのですが(笑)、ボクの年齢。10月の誕生日までは46歳です

もう一つ、オスザルが近づきすぎた赤ん坊を捕まえて、噛み付いて投げ飛ばす写真が紹介されていました。これは、よその群に近づきすぎてという説明でしたが、同じ群の中での出来事です。もっと詳しく知りたい方は、ボクのブログへどうぞ

Thank you!

たっちん、ありがとう。
津田さん番組ビデオは支部に何編かあって、見たい人は見られるようになっとうとです。決して大急ぎすることはありませんので、そのうちぜひお願いします。
早くみたか~。

管理人さんへ
テープの件、了解しました。
私の都合で、少し遅くなりますが、必ず。

しまった!

番組放送予告を前日に津田さんから頂いていましたが、私の都合で掲載できませんでした。すんまっせん~。
ってことで、私もたまたま出先でほんのちょと見ただけでした。悲し。
たっちん、ビデオ、ない?
もしあったら支部に置いときたいっちゃけど。お願いします~。

きょう、番組見ました。肩に力が入ってないとっても見やすい番組でした。何も飾ることなく、自然のままのサルと津田さんの思いが伝わって来た!私は前回の野崎島のより、今回のほうがよかったと思うぐらいすばらしかったと思います。BG音楽もとってもいい雰囲気を出していたと思います。感想だけですみませんが、ぜひ伝えたかったので・・。

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